山梨大学糖尿病・内分泌内科学教室のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。私たちの教室は旧内科学講座第3教室(第3内科)を母体とし、女屋敏正教授 、小林哲郎教授、北村健一郎教授のもとで発展を遂げた後、2021年4月の内科学講座の再編に伴い新たに発足しました。2022年7月より、土屋が初代教授として担当しております。
私たちは山梨大学および医学部附属病院の一員として、以下の4つの使命と共に活動しています。
山梨大学大学院 総合研究部 医学域 臨床医学系
内科学講座 糖尿病・内分泌内科学教室
教授 土屋 恭一郎
●診療:一人ひとりの患者さんの診療を通じた山梨県の医療への貢献
山梨県は糖尿病の受療率、および新規人工透析導入患者さんのうち原疾患が糖尿病性腎症であるものの割合いずれも全国平均より高い値で推移しています。内分泌疾患には希少疾患も多く、山梨県においても十分な経験に基づいた標準的な専門診療が常に求められています。他職種、社会、および行政と連携しながら、一人ひとりの患者さんと真摯に向かい合うことにより、山梨県の医療に少しでも貢献することを目指します。
●教育:科学的思考と探求心を持ち、自主的に活動する人材の育成
基本的な医学的知識、全人的診療、および診療スキルの修得を前提とし、好奇心と探究心に基づいて活動することは医師として普遍的に求められる資質です。そのため私たちは、教育においても研究経験や学会・論文発表等の「研究教育」を重視しています。疾患や病態、そして生命現象そのものに対する科学的思考と探究心を持ち、疾患の予防と克服を目指して自主的に活動する人材の育成を目指します。
●研究:臨床に寄り添うトップレベルのサイエンスの追求
内分泌・代謝疾患の病態解明と医学応用を目指す基礎・臨床研究を展開します。また、医師が一定期間何らかの研究に従事することは、将来のキャリアに関わらず、洞察力、観察力、思考力の効果的な鍛錬になります。分子・遺伝子レベルの考察や臨床データ解析を反復することにより、実臨床においても高い解像度で患者さんの疾患、さらには患者さんそのものを捉えることに繋がります。この点において、私たちは、一度は大学院での研究(基礎・臨床)を推奨し、臨床に寄り添ったトップレベルのサイエンスを追求します。私たちの研究の舞台は「山梨県」でも「日本」でもなく、「世界」です。
●教室運営:多様な働き方の尊重と相互補完による「ワン・チーム」の形成
各メンバーが、公私ともに高い意欲と充実度の中過ごしていることが教室活動の前提です。私たちの教室は女性医師の占める割合が多く、男性も含めると子育てを担う教室員が半数以上です。ライフステージとライフプランに適合した多様な働き方を互いに尊重し、各メンバーが最善を尽くして相互補完しながら活動することにより、調和のとれた「ワン・チーム」となることを目指します。
患者さん、若い先生方、学生さんはもちろんのこと、私たちとともに活動して頂ける全ての方々を歓迎いたします。皆様と心を一つにして前進できることを、心より楽しみにしています!
2023年8月
土屋 恭一郎
略歴
出身:山梨県甲府市
学歴 | 2001年3月 | 神戸大学 医学部 医学科 卒業 |
2007年3月 | 東京医科歯科大学大学院 博士課程 早期修了 | |
職歴 | 2001年6月 | 東京医科歯科大学 医学部附属病院 内科 研修医 | 2002年6月 | 東京都立墨東病院 内科 研修医 | 2003年6月 | 長野県厚生連北信総合病院 内科 医員 | 2007年4月 | 東京医科歯科大学大学院 分子内分泌内科学 メディカルフェロー | 2009年4月 | コロンビア大学医学部 ポストドクトラルリサーチフェロー | (2011年4月) | (日本学術振興会 海外特別研究員) | 2013年4月 | 東京医科歯科大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・代謝内科 助教 | 2017年4月 | 公益財団法人 山梨厚生会 山梨厚生病院 糖尿病内科 医員 | 2018年4月 | 山梨大学 医学部 内科学講座 第3教室 講師 | 2022年7月 | 山梨大学大学院 総合研究部 医学域 臨床医学系 (内科学講座 糖尿病・内分泌内科学教室)教授(現職) |