「ジェネシャリスト」を目指す教室

突然ですが、「なんとなくだるい」、「疲れやすい」、「太る・やせる」といった症状を、患者さんからよく相談されませんか? また、糖尿病、脂質異常症、高血圧症といった生活習慣病の患者さん、本当に多くいらっしゃいますよね。これらの症状と疾患を正確に診療することができれば、実に多くの患者さんの利益に貢献することができます。そのためには、何を学ぶ必要があるのでしょうか?

● ジェネラリスト+スペシャリスト=ジェネシャリスト

これらの一見、不定愁訴としても捉えられがちな症状の背景には、副腎皮質機能低下症、バセドウ病などの内分泌疾患が潜んでいることがあります。そして、1型糖尿病や、原発性脂質異常症など、決して一筋縄では行かない代謝性疾患もしばしばです。また、生活習慣病の経過中には虚血性心疾患、感染症、認知症、癌など、他の診療分野の疾患が発症することもあります。つまり、多くの患者さんの利益に貢献するためには、「総合内科的スキルを有するジェネラリスト」であると同時に、「内分泌・代謝両分野のスペシャリスト」であることが求められるのです。私達はこの、両者を融合した〝ジェネシャリスト″を目指す教室です。

● いつの間にか「ジェネシャリスト」に!

糖尿病・内分泌内科は、「総合性に立脚した内分泌・代謝分野の専門性の習得」を教育のモットーとし、ジェネラリストとスペシャリストの区別なく、豊富な症例と洗練された教育システムにより、研修プログラムが終わる頃には、自然と両方の素養を持つ「ジェネシャリスト」に近づいていることをお約束します。ぜひ、広く医療に貢献することを志して、有意義な時間を過ごしましょう!




一人ひとりのキャリアプラン・ライフプランを尊重します

仕事と家庭の両立を応援します
各自のキャリアプランを考慮したワークライフバランスが確立できるよう、業務と家庭(特に子育て)の両立に教室全体で取り組んでいます。業務の内容や時間帯などを総合的に考慮し、ワークシェアリングを含めた教室員間の業務配分を適切に調整し、業務量の偏りを最小化したワークライフバランスを追求しています


● 教室員(女性・卒後7年目)の言葉
「周囲の先生方が家庭をもつ医師に対して大変協力的な姿勢を示してくださり、仕事と家庭の両立が可能となっています。保育園への送り迎えや子供の体調不良の際なども、医局として手厚いバックアップを頂き、大変感謝しています。自分としては、常に『自分には何ができるか』を考え、日中の診療業務や教室活動のお仕事を積極的に担当して、自身が可能な活動を通じて教室に貢献することを心がけています。家庭があっても仕事のブランクを作りたくなかったので、こうした恵まれた環境に感謝しております。自分のキャリアを磨くことで、後輩へもこうした道が可能な教室であることを示していくことが自分のできる恩返しだと思っています。」


入局案内詳細

応募資格卒後初期研修2年終了したもの。研修病院は問いません。
応募時期随時受け付けます。見学についても気軽にご連絡ください。
身分大学病院医員
待遇大学の職員既定に準じます
研修糖尿病および内分泌疾患共に外来・入院症例が充実しており、幅広く研修を行うことが可能であり、各種専門医取得に必要な診療実績を十分に積むことができます
研修プログラム一例糖尿病多業種カンファレンス、小児科との移行期カンファレンス、腎臓内科およびリウマチ膠原病内科と合同カンファレンス、内科Grand Meeting(内科全体での症例検討会、甲状腺穿刺吸引細胞診、抄読会などがあり、各種学会における発表や論文作成も丁寧に指導を行います。
専門医内科専門医、日本糖尿病学会専門医、内分泌代謝科専門医などの取得が可能です。
大学院進学希望により大学院に進学することもできます。詳しくはお問い合わせください。
研究肥満・糖尿病の病態や生活習慣病を背景に起きる臓器障害の機序解明に向けた基礎研究を展開しています(詳細は研究業績へ)。研究の基礎を学びながら、主体的に自分の課題に取り組んでいくことができます。
お問い合わせ先電話番号 055-273-3310(糖尿病・内分泌内科事務室)

担当:内沼裕幸
de-yamanashi-as@yamanashi.ac.jp